草刈りと葛(くず) 2026/5/31

 5月の連休後、コラッシェに行くのは週二回と決めて、あとは家周りの草刈りと竹切に費やしている。電動の草刈り機はバッテリー1つで40分弱、出力を上げれば30分程度しか動かいので、2つで1時間少しの草刈りしかできない。それを小まめに続けて昨日大体終わった。
 竹藪も小まめに見て管理しておかないと、野放図に広がって、処理が大変になる。特に冬、雪に倒れた竹が用水路を越して道路を塞いだり、納屋の屋根に倒れ掛かったりする。竹の子を必要なだけ採ったら、大きくなる前に折る。もったいないようだが、竹になってしまうと切り倒すのも、枝を払うのも面倒で、積んで置く場所も限られる。無くても良い竹藪だが、昔は刈った稲を乾燥させるために組んだはさぎに材として大事にされた。祖父がその最初の数本を根を付けたまま遠方からリヤカーで運んで植えたときいたことがある。昭和39年、僕が小学校に上がった年に起きた新潟地震では、その後の余震の時に集落の人がこの竹林に集まった。その頃は今の10倍、20倍の広さで、竹の需要の減少とともに縮小され、最後は育苗用のビニールハウス2棟を建てるために切り倒され、今の姿になっている。すべて切ってしまいところだが、そんな由来もあるし、東京から戻って以来30年数年通っている床屋さんが筍掘りを楽しみしている。まだ雪も沢山ある三月になると竹の子は出たかと聞く習わしだ。竹の子そのものより、連休中遠方から帰省する子供の家族と竹の子を掘るのが楽しいのだそうだ。
 傘をさして徘徊できるく通れるぐらいまで間伐するのが目標であったが、渡辺さんの実体験だと、そこまで竹の間隔を開けると、雪で折れて大変な様になるという話なので、まずは適当に切り倒している。
   そんなこんなしているうちに、垣根の繁茂ぶりも気になりだした。五、六年も前にまだ庭の剪定や冬囲いを業者にお願いしていた時、この垣根も手入れしてもらったのだが、だんだんと伸びてきたところに葛が絡まって、葛の垣根のように変化した。昨秋、そのカイヅカイブキの垣根の中に潜り込んで、葛の根本を見つけ、一本残らず切ったはずなのだが、どうしたわけか変わらず葛の葉が垣根を覆い始めた。地面付近のカイヅカイブキの枝を払って風通しを良くし、そこに潜りこんで仔細に眺めたが、やはり地面から生えている葛の蔓は全部切ってある。摩訶不思議とはこのこと、まさかカイヅカイブキに寄生しているのかと考えたくらいだ。そしてまた首を傾げながら潜り込んで、ついに見つけたのが、葛にしてはあまりに巨大なつる。じつはこのつる、これまで何度も確認していたが、あんまり太いので、てっきりカイヅカイブキだと思っていた。確かにカイヅカイブキの葉も付いているし、と手で触って確かめてみると、違う。横から伸びてきた枝だった。そして改めて良く見ると、カイヅカイブキと木肌が全く異なる。「エイリアン」という映画で数々のエイリアンと死闘を繰り広げ生き延びたヒロインが、ゆっくりと目を上げた先に巨大なエイリアンの親玉がいた、その場面と同じだ。この巨大な葛が縦横無人に垣根につるを伸ばし、覆っていたのだ。そして、そういう目で見ると、もう一本。

切った巨大な葛の幹2本。普通太くても右端の枝程度である。

切り取った部分の上部。木のようになって生えていて、完全に見落とした。

カイヅカイブキと竹藪。手前の草原にビニールハウスが建っていた。左側にもこれ以上広く竹藪が広がっていた。

垣根の後ろに垣根と並行して用水路と道路があるのだが、一昨年雪で倒れた竹が用水路を越して道路を塞いでしまい、仕事から帰ってきてから雪が降りしきる夕闇の中で、雪の中を漕ぎ歩きながら、倒れた竹10本位も切った。以来、垣根側に竹は生えさせないようにしている。右の奥の納屋側の竹も同様。

玄関の下に枯草

見上げると鳥の巣。二、三週間、この巣が玄関の上全体がこんな状態だったので、産卵前なのを確かめて全部取り払ったのだか、また作っている。玄関以外にも沢山巣はあって、それは一向構わないでいるのだが、玄関の前が枯草だらけになるので、これも今日中に撤去する。これだけ集めるのに相当行き来したのだろうが、この草は多分私がこの一ヵ月で刈った家周りの草だ。

脚立を立て、巣を取ろうとして、念のため中に手をいれると、指先に草ではない物が当たって、取り出すと2cmもないような小さな、まだら模様の卵だった。数個はあるか。そのままにして巣立ってから片づけることにした。