2023-01

オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイTの猫とその一味第47話「新しい仲間ホリディ」

雪の中の郵便夫は雪が解けるまで見つからない。そんな犠牲が無くては七月が来なくて、ヒメサユリも咲かないのだろう。そんな気がした。 私は朳差岳に登りながら振り返り振り返りして、小屋をあとにするY似で猪使いの巫女を見送った。もしかすると、と...
オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイTの猫とその一味第46話「水場の秘密」の巻

前世も現世も不十分に思われた猪であったが、水汲みに行こうとする私に進んでついてきた。つまり、逃亡すれば単なる猪となり、Y似で猪使いの巫女の捕獲の対象となるが、ここにいる限り蟹券とその命を交換した猪であるから安全は保障されていると、充分でない...
オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイTの猫とその一味 第45話「蟹券発行の顛末」の巻

「この蟹券と猪を交換したいと思います」 そう言って鼻黒医師は朳差岳の標柱の上にカニコウモリの葉を置いた。それは濡れていて四角い標柱の先端に張りついた。多分新鮮さを保つために途中の水場で濡らしてきたのだろう。 「カニというのは骨が...
オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイTの猫とその一味第44話「飯豊連峰保安局員」の巻

長者平に咲くヒメサユリも少なくなった。水汲みの合間に時々足を運んだが、いくつも見られなかった。それも猪の仕業だと思うと、やはり全面的に同情する気にはなれない。猪の腹に手を置き、その振動に同調しても気持ちまでは同調できなかったというわけだ。そ...
オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイ Tの猫とその一味 第43話「蟹券の誘惑」の巻

人生は夢の中で夢を見ているようなものなので何が起きても不思議ではない。人はただそれを追認するだけだ。だからずっと7月の朳差にある日Y似の猪使いで巫女が登場しても驚かない方が良い。 「私らは毎日こんなにぶらぶらして人間らしいことをしない...
走ること

2023村上市元旦マラソン

結果は46分41秒でクラス2位。50歳から参加して56歳の時だけ体調不良(例のめまい)で棄権、63、64歳の時はコロナで大会中止、13回の記録の中で今回が一番悪い。46分台も初めて。最高は59歳の時の41:43(50代の部で8位入賞)だった...