朝の予報も変わらず、恵那山は午前中にかなりの雨が降る。それで木曽路の観光にした。馬籠、妻籠(つまご)、寝覚ノ床と辿れば自ずと今日の宿木曽福島に着く。その先奈良井の宿場も見て戻れば、最終日の日程に余裕ができるだろう。江戸末期の万延年間、上関と下関の五人が伊勢、金毘羅参りをした道中記が残っていて、その帰りに中山道この木曽路を歩いている。
馬籠に向かう途中、古道の標識があり見学。
馬籠の上陣から雲に隠れながらも恵那山が見えた。
まだ朝早く開いている店の無い馬籠を闊歩
ひとつひとつの家が趣向を凝らしている
池田さんはこの軽トラの駐車の仕方に感嘆する。
ガラスに映る四人衆
馬籠は坂に建つ宿場、道の脇の水路を清らかに勢い良く流れる水を様々に利用していた。
次に向かったのは妻籠(つまご)。木曽川支流蘭川(あららぎがわ)に沿った宿場
道のアスファルト以外、昔のままのような。
案内所は黒板にチョークで手書き
雨は降ったり止んだり、恵那山はやはり無理だったようだ。
大桑の道の駅で五平餅を食べる
次は上関下関五人衆も見学した寝覚ノ床
奈良井宿
奈良井の木曽の大橋
橋の上で池田さんが川の流れが今までと逆だと言う。確かに今までは南下、下の川は北に流れている。「木曽の大橋」という名に惑わされそうだが、この川は奈良井川で、やがて信濃川になる。つまり木曽福島と奈良井の間に分水嶺がある。
タチアオイはどこでも夏の花
地元の人が教えてくれた奈良井宿のラーメン屋。今まで食べた味噌ラーメンの中で一番美味しかった。
帰りがけ菅笠を見つけて啓介さんの土産にする。
木曽福島の宿に荷物を置いてから、夕食の買い物がてら福島宿を散策。御嶽参拝道の絵図。
セブンに行くつもりがイオンに入って買い物、5分予想が15分歩いて、納得いくまで町歩きができた。
木曽川沿いに建つ街並み
コンビニと違って食材は豊富、キリンも揃ってました。
明日は上々の天気、恵那山に登れなかった分、御嶽山を踏みしめるように登らないといけません。夜中、川の音を雨の音と聞き違えて不安に目覚める四人衆の内の一人は私です。他は宿場疲れか、深い川のように静かに良く眠っていました。