オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイ Tの猫とその一味 十三話「カラスの乾物」

時計を持たない犬は時間の感覚が希薄なのだろう、Tの散歩は夏だと6時過ぎ、日の短くなりつつあるこの頃は5時前後なのに、大概は2時間も3時間も前からTが登場する方向を向いて待っている。時計が無いから遅いとか早いとか文句も言わないし、頓着もない。...
今日の風景

もみじ遊山2021/11/3

胎内の異形ブナの巨木と弥彦もみじ谷へ。
2021 山行

高坪山縦走(秋の健康登)2021/10/30

わずか六日前の下見の時より紅葉は進んでいた。そして快晴の登山日和。 7時歴史館集合≫7:40クアハウス前出発≫11:20高坪山頂≫11:35見晴台(昼食)12:40≫13:10虚空蔵峰(落葉コレクション)13:30≫13:40新巨木13:...
2021 山行

高坪山縦走(健康登山下見) 202/10/24

高坪山塊は北端を荒川に発し南端が胎内川で終わっている。つまり二つの大河に跨っている。だから端から端まで歩けば、胎内川から荒川に行くことになる。以前は荒川側に繋がる登山道が無く、途中から荒島城跡に曲がって下ったので、荒川は山の上からは見えなか...
オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイ Tの猫とその一味 第十二話「うたかたの優勝」

猫に戻りたい理由の付け足しです。先般お話したように猫人生に屈託は皆無です。ですから一日が長い。今仕方なく人間生活をしていますが、人間のひと月分が猫の一日です。ですから猫の十年は人間の三百年です。僕は早く猫に戻って三百年のんびりしたいです。貴...
オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイ Tの猫とその一味 第十一話「鼻黒猫の偽スキップの巻」

高級葡萄の最後の一粒が私の口に運ばれる頃、私は一つの推論をまとめ上げた。名前と容姿からして宮尾宮子は鼻黒猫の化身だろう。化身ができるなら葡萄を買うぐらいの金の工面は容易だろう。社長になっても良し、銀行員に化けるのも簡単だ。ただ、原付でしか移...
2021 山行

牟礼山(初心者の秋登山下見)2021/10/11

徳網山の代替地にした牟礼山の下見。午後は新発田の医者(甲状腺の数値が良くないので~甲状腺機能低下症~半年前から薬を飲んでいる)、明日はひとり勤務で動けない。明後日水曜日は危険物取扱者の講習会がある。となれば今日の午前中しか行く時がないので、...
2021 山行

徳網山(初心者秋登山下見)2021/10/10

 一週間後の「初心者の秋登山」の下見。徳網山には2011/9/4と翌2012年の10月8日と14日に登っている。征平さんの死を挟んでいるので、最初の年は征平さんがいて、後の方には彼がいない。後の方は健康登山で、事故があって間もなかったので、...
オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイ Tの猫とその一味 第10話「宮尾宮子」

それよりも尊徳の頭を封じ込める方が先決なのだ。エアキャップで包んでから段ボールに入れ、それをできる限りガムテープでぐるぐる巻きにして、そこに 「ドライブ ドロップ チャンスでスマッシュ 流れる星の速さで打つから 願いを掛ける時間はない...
2021 山行

中ノ岳-丹後山2021/10/3-4 2日目

どこの稜線も稜線歩きは素敵だが、素敵というほど平坦な稜線は一つもない。中ノ岳から望めば小兎との間に大きな鞍部、兎岳と大水上山の間にも凹、あとは笹原の平坦な道に見えるが、そんな平坦な稜線はどこにもないと、覚悟と希望を秘めて丹後山へ続く尾根を辿...