オッドアイ・Tの猫とその一味 オッド・アイTの猫とその一味 第29話「そして夏が来る」 深沢のYはしがないか菓子工場で働くしがない女工である。社長も含めて100人いる工員の中の百番目だ。女工の仕事は機械から吐き出されるいもり型のビスケットを手早く12個入りの箱に詰めること。遅ければ叱られるし、ひとつ多くても少なくても計量のブザ... 2022.06.12 オッドアイ・Tの猫とその一味
2022 山行 上高地 2022/6/4-5 上高地は数年前からМさんが希望していた。年間計画にも入っていたが、生憎の天気で流れていた。上高地には行ったことはあるが、バスツアーなので時間が限られ、河童橋の袂を少し歩いた程度だったという。いつかゆっくりと過ごしたいと前から言っていた。我々... 2022.06.09 2022 山行雲の湧く稜線に
オッドアイ・Tの猫とその一味 オッド・アイ Tの猫とその一味 第28話「探偵の報酬②飯豊猪命の会」 以前5月の末に光兎山のヒメサユリを見る登山を公民館事業としてやったことがあったが、この時は何輪も咲いてなくて、おまけに天気予報も外れて参加者には申し訳なかった。もちろん下見もしているが、バスをお願いしていることもあるし参加者の都合もあるから... 2022.06.08 オッドアイ・Tの猫とその一味
2022 山行 光兎山 2022/5/29 今年は開花が総じて早いが、実際のところは登ってみないと分からない。例年光兎山のヒメサユリは6月上旬、最初の週末が最盛期と思っていればそれほどのずれはないが、綿野舞さんによれば五月の末に満開の年があったということだ。つまりは行かないと分からな... 2022.05.29 2022 山行雲の湧く稜線に
オッドアイ・Tの猫とその一味 オッド・アイ Tの猫とその一味 第27話「探偵の報酬①」 昔は下関の駅前も賑やかだった。旅館があり、雑貨屋があり、八百屋もあったが、今はどれも店構えはそのままに閉じている。猫探偵事務所はその一角、やはり四十年も前に閉店したラーメン屋である。「七転八起亭」、当時のまま錆びた看板が虚しい。入口のガラス... 2022.05.26 オッドアイ・Tの猫とその一味
オッドアイ・Tの猫とその一味 オッド・アイ Tの猫とその一味 第26話「平易な言葉で」の巻 白根マラソンの夜、疲れているはずなのに何度も目が覚めた。最初は眠ってすぐ、こんな夢を見て目が覚めた。 部屋の明かりが点いていて、消し忘れるほどすぐ眠ってしまったのかと思ったが、私の机に座っている人が目に入った。去年の夏遊びに来ると言い... 2022.05.17 オッドアイ・Tの猫とその一味
走ること 白根マラソン(ハーフ)2022/5/8 先月16日の燕さくらマラソンに続いて今年二回目のハーフ。前回は終わった後で膝が痛み、階段を降りるのに数日難儀したが、今回も同じ所、左膝下の外側が15キロを過ぎた時から急に痛み始め、どうにもならなかった。無理して走ると取り返しのつかないことに... 2022.05.11 走ること
2022 山行 二王子岳 2022/5/5 2020/11/1 菅井農園所属の勤労少年も同行して以来の二王子岳。残雪期も同年の3/8以来。登山で計る時間の経過は速い。山奥の二王子神社、そこの広い駐車場が嘘のように混むので一時間早めの五時に出発。6:20二王子登山口⇒7:30一王子三合... 2022.05.07 2022 山行雲の湧く稜線に
2022 山行 光兎山 2022/5/4 五日前に登った光兎山にまた行くことにした。ひとつは崩落個所に目印を付けて注意喚起すること、ひとつはマラソン前の調整。今回は地元のモデルを呼んでブナ林を更に引き立てることに。5:55中束口登山口発⇒6:11笹峰の休み場⇒6:32分岐⇒7:05... 2022.05.07 2022 山行雲の湧く稜線に
オッドアイ・Tの猫とその一味 オッド・アイ Tの猫とその一味 第25話「展望台にて」 北岳山行の仮想は難なく終わったが、私はなぜかジョンのことが気になっていた。この犬の事は何度か書いたが、墓は隣集落とを分ける河岸段丘の斜面にある。ジョンの前に飼われていた犬、マリの墓もそこにある。冬以外彼らはそこの畑に毎日連れていかれて、繋い... 2022.05.06 オッドアイ・Tの猫とその一味