針ノ木岳 初日2022/7/31-8/1

  二泊でなければ行けない空木岳を八月下旬にして、候補の中で天気が良いのは船形山だったが、前日になって悪くなり、代わって良くなったのが針ノ木岳。この山も何度も計画しながら行けなかった山だ。初日の午後二時過ぎから雨予報、2日目も午後は雨が入ってくる。つまり早めに着いて早めに下れば雨にあわなくて済む。眺望は2日目の午前中は良い予報。午前4時関川発⇒8:10扇沢駐車場8:38≫10:13大沢小屋≫11:35雪渓尻12:35雪渓の終わり13:51針ノ木峠(小屋)14:30蓮華岳登山≫15:50蓮華岳頂上16:00⇒16:51小屋に戻る。

扇沢に向かう途中。正面は爺ヶ岳と針ノ木岳の間にある、鳴沢、赤沢岳辺りか。その下を立山黒部アルペンルートのトローリーバスが通り、黒部ダムに繋がっている。

初めて来た扇沢駅。駐車場には沢山の車、人気の観光地。正面の山をトンネルで抜けて黒部ダムに出る。

「山を想えば・・・」でスタートする。

林道を何度か横切って山道に入る。正面の奥が多分針ノ木岳。

渡渉が何度かあって

来年百年を迎える大沢小屋

百瀬のレリーフ

高巻きしながら篭川沿いに登っていく

雪渓が見えてきた

アイゼンを履く

すぐにガスってきた

雪渓を登り終えて急坂

あと少しのチングルマ

峠と小屋が見えてきた

部屋に落ち着く間もなく蓮華岳に向かう。ガスで周りは見えなくても花は見える。

少し登って振り返ると、小屋と右奥に針ノ木岳

チシマギキョウ

コマクサ

ミヤマリンドウ

チングルマ

チングルマ

こうなりますね。

ミヤマシオガマも多い。これもフロンティア植物のようだ。

タカネツメクサの中にミヤマシオガマ

石の中にキバナノコマノツメ

花を見ながら頂上

花を見ながら下山

雨が降ってきて合羽を着る。

合羽を着ないコマクサ

乾燥室に濡れた合羽を干して

蓮華岳のコマクサの多さとその広がりには大変驚き感心した。岩手山よりはるかに多いし、燕より広い。最盛期は少し過ぎていたが、濃い色となってかえって美しいと綿野舞さんは言う。枕草子でも「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」と言っている。しかし、今度は最盛期、7月の半ばにまた大勢で来たい。