2日目 3:38白馬山荘≫4:02丸山≫4:50杓子岳分岐(巻道)≫5:50白馬鑓6:08≫6:52天狗山荘(朝食弁当)7:15≫7:37天狗の頭≫8:03天狗の大下り≫8:37不帰キレット≫一峰の頭9:05≫9:59二峰北峰≫10:14二峰南峰≫11:12唐松岳≫11:24唐松岳頂上山荘11:41≫12:20牛首岩場≫12:49大黒岳13:59遠見尾根分岐≫14:05五竜山荘・・・・・個室なので周りに気を遣わず準備。ただ起きてすぐはコンタクトレンズが目に入らないので、すぐ出発というわけにはいかない。白馬鑓方面に向かう人の中では一番早い出発。杓子岳を巻き、モルゲンロートの美しい白馬を鑓からしばらく眺めて天狗山荘で朝食の弁当を食べる。そしていよいよ不帰の嶮に向かう。
頂上宿舎のテン場。テン場の朝は早い。
白馬鑓が暗闇に浮かび上がる。
徐々に明るくなる。
白馬鑓の途中から杓子、白馬を振り返る。今日は急ぐので右の杓子はスルーして巻道を通った。
モルゲンロートの白馬鑓
天狗山荘に泊まった人か、鑓から白馬に向かう。
白馬鑓から今日行く五竜方面。陽が当たっているのは天狗の頭までのなだらかな稜線。その先にキレットがあり、唐松、五竜、鹿島槍と続く。
杓子、白馬、小蓮華
東方の雲海に浮かぶのは八ヶ岳と浅間山だろうか。
白馬鑓を下って鑓温泉との分岐標
天狗山荘の手前で雷鳥を見る。最終日以外毎日見ることができた。
天狗山荘で朝食の弁当を食べて出発。ベンチで座る私くらいの男性も同じ弁当を食べていたので白馬山荘泊だったらしい。この後、天狗の大下りで彼に道を譲ると、唐松岳までずっと前を行ってくれて、良いモデルとなった。
天狗の大下りの始まり。後ろから来た若者に道を譲る。
先ほど天狗山荘で同じ弁当を食べていた男性にも先に行ってもらう。キレットにかかるガスが薄くなり始め、一番奥、双耳峰の鹿島槍までのピークが高さ順に並ぶ。
中央の三角が唐松、その右に五竜と鹿島槍がほぼ重なっている。
最低鞍部不帰キレット辺りから見上げる不帰の嶮。左手前の岩峰は巻いて登り、その上、ハイマツに覆われ緑色のピークが一峰。そこからやや左奥の鋭い鋒、二峰北峰の間が一番の難所とされている。
左から一峰、二峰北峰、二峰南峰、三峰と並ぶ。
一峰登りから不帰キレットを振り返る。
一峰の頭から最難所、二峰北峰の壁を眺める。先行する二人がへばりついて登っているのが拡大すると良く分かる。
上の若者はちょうど梯子を渡るところ。下の男性は岩の割れ目を登っている。
北峰直下から見上げる。
拡大すると
二峰の最初の登り。長い鎖場だが、斜度はそれほどない。
振り返ると、一峰とその後ろに天狗の大下り
これが写真で良く見た梯子。二峰の壁の上部にあり、ここからルートは黒部側から唐松沢側へ。
二峰上部から一峰と天狗の大下り
岩場をトラバースする鎖場。鎖も足場もしっかりしていて怖さはない。
二峰北峰到着。ここまでが核心部らしい。
二峰北峰から南峰、そしてその先も危ないような場所は無かった。三峰は巻いて通らず。
三峰の巻道。稜線に小さく見える二人は実は四人組で、この時は難所を越えた安堵感からか、明るい笑い声が谷間に響いていた。
平日でガスの中でも唐松岳頂上は賑やか。ヘルメットを被っている女性4人がさっき見た四人組。おそらく天狗山荘からの出発。先を歩いていた二人もこの時頂上にいたが、いずれも八方尾根を下っていったようだ。
唐松岳頂上山荘で水を一本補給
唐松、五竜山荘間の岩場
見た目より危なげな岩場なのでヘルメットはした方が良いだろう。
岩場を振り返る。
大黒岳のピークは巻く?
咲き残ったチングルマ一輪
遠見尾根との合流点。今からこの尾根を下山する人もいたが、最終ゴンドラに間に合うのだろうかと余計な心配。
ガスの中に五竜山荘
テント場と五竜山荘
有名なTシャツをメインで置いている(右奥)売店。先が長いので買う気にはなれなかったが。
美味しかったカレー。お代わり自由だったのでいき込んだが、例によってその前に缶ビールを飲み、つまみ等を食べ過ぎたので、残さないのがやっと。
同じ部屋の私以外の四人の内、八峰キレットを越えて冷池山荘まで行く人が二人、もう一人はキレット小屋まで。つまり五竜で引き返す人はいなかったが、事前に行き先を聞かれているので、小屋の配慮かもしれない。
3日目、五竜山荘~冷池山荘に続く