初日雷雨の夕方から空は晴れ、翌朝も快晴、雲が上がらない前に寒江山を往復して花を見ることにした。4:00起床≫6:07サブバッグで寒河山へ。南寒河山≫寒河山≫9:00小屋に戻り9:30発≫9:47分岐≫ユーフン山≫10:15ユーフン山≫11:05清太岩山(昼食)11:43≫10:28ゴロビツ清水≫13:44日暮沢小屋駐車場≫14:35大井沢温泉17:00≫19:30関川着
登ってきた尾根、ユウフン山から昇る朝日。中央奥に寒河江葉山、左に月山。
手前のピークの先に三つの寒江山が並んで見える。一番左奥は以東岳。
月山と寒河江葉山。雲海は大井沢から登る尾根と日暮沢から登る尾根の間。
三つの寒江山が良く見えてきた。
ミヤマシシウド
竜門から先の縦走尾根は左側。右側の尾根は西朝日から派生する登山道の無い尾根。大朝日はまだ見えてこない。花はイブキトラノオとハンサンフウロ。
二度咲きのハクサンイチゲ。これだけの二度咲きも珍しいと管理人さんが言っていた。ただ二度目の花はやや小ぶりだとか。奥に飯豊連峰、二王子岳。やや右に光兎山、右端に鷲ヶ巣。
タカネマツムシソウとハクサンシャジン
南寒江山の登り
南寒江山から飯豊連峰。中央に石転びの雪渓が細く見えている。花はシラネニンジン
三面から来る登山道、大上戸山と相模山。後ろに鷲ヶ巣、村上市街。
南寒江山から振り返るとようやく大朝日が見えてきた。右から袖朝日、西朝日、三角に尖がって見える大朝日、その脇が中岳、ずっと左に小朝日。
右に鷲ヶ巣(右脇に中ノ岳)、やや左に三角形の光兎山と頭巾山、光兎の後ろに高坪や鳥坂山も。
南寒江山
南寒江山はシラネニンジンに覆われていた。左の三角が大朝日、脇に中岳、中央の三角は袖朝日で、のろっとしたのが西朝日。
寒江山へ向かう。奥に以東岳。左は大鳥池を取り巻く山、化穴、枡形だろうか。
雲海の中に障子ヶ岳と月山
南寒江山を振り返る。奥に飯豊、右端に光兎山。
寒江山頂上。後ろは北寒江山と以東岳。花が多いのはここまでと聞いたのでここで引き返す。
大朝日は雲に隠れた。
相模山と左奥に鷲ヶ巣、光兎。
引き返す道。左端の斜め右上がりの山が竜門。その下に小屋。
ミヤマリンドウ
シラネニンジン
以東岳にも雲が湧いてきた。
ヤマハハコの中にマツムシソウ
まだ九時前なのに雲が湧き始め、稜線を覆う。
南寒江山を振り返る。
今年はあまり見なかったコバイケイソウの群落
オニシオガマも二、三本
小屋に着いて下山の準備をしていると、日暮沢から登ってきた人、以東岳から大朝日に向かう人達が休憩に立ち寄る。管理人さんは我々が戻るのを待って、水源の掃除に出掛けた。
下山開始。先ず竜門への登り返し。今日の雨も予報より早そうだ。
見納め、二度咲きのハクサンイチゲ。
ユウフン山までの下りで見つけたイワイチョウ
ずっと下って、ぶな林に入る。
日暮沢登山口到着。この後、大井沢温泉(350円)に入っていると、もの凄い雷雨となり、注意を呼びかける役場の放送も流れた。
雷雨に遭うのは何年振りだろう。飯豊本山からダイグラを下り始めた時、西鎌の樅沢岳から双六の小屋に下る時、一昨年の門内での雷もひどかったが、この時は間一髪テントを張って免れた。今回の雷雨は山の予報には出ない極地的なものだったのだろう。予報より早い雨が降り始めたので雨雲レーダーを見ると、雲の範囲は狭く、通り雨だと思ったが、おそらく積乱雲の下の雷雨であった。翌日も早くに雲が湧き、早出早着の大事さも良く分かり、雷雨に見合う花畑を見せてもらったし、狐穴でお世話になった管理人さんにまたお会いできた。そういえば、狐穴で管理人さんにソーメンをご馳走になった時の集合写真を、今度来る時に額装して運んでくる約束をしていた事を思い出した。狐穴に行くつもりなら持っていったかもしれないが、まさか竜門で彼にお会いするとは思っていなかったので、またいつかとして、その時の写真だけ最後に掲載する。また大変お世話になりました。