八海山 2022/9/11

日曜月曜とこれといった用もないので、白馬から不帰キレットを越えて唐松岳へ行こうかと数日前から天気を気にしていたが、月曜の天気が悪いので日帰りに。昨年はロープウェイを使わず、屏風道を登って新開道を下ったので、巻道を通らなかった。巻道とは普通峻険な尾根道を避ける道であるのに、ここのそれは巻道らしからぬ巻道だというので気になっていた。また、コースタイムは入道岳まで4時間45分、帰り4時間ちょうどで合わせて8時間45分、8時の始発に乗って8時15分に登り始めたとしても最終の4時半までは8時間15分、つまりコースタイムでは間に合わない勘定なのだが、昨年入道岳から戻ろうとした時にすれ違った人たちはおそらくロープウェイ始発組の先頭で、それが11時49分だった。どういうペースで歩けばその時間に入道まで来られるのか。我が会のように先憂後楽、最初に登り始めて最後尾に下山するようなペースで可能なのか、検証する要もあった。4:40出発、途中川口Pで天玉うどん7:20ロープウェイ駐車場 7:35列に並んで始発のロープウェイに乗ることができた。(並んでいても後ろの方は始発には乗れなかった)8:15登山開始≫8:33四合半の分岐≫8:58女人堂≫9:28薬師岳≫9:35千本檜小屋9:43≫9:52地蔵岳≫9:58不動岳≫10:11五大岳(七曜岳) ≫10:23白河岳(標柱不鮮明で読めず) ≫10:28釈迦岳(標柱は「白川岳」とあるが順番からすると釈迦岳の間違い。このすぐ下の鞍部に巻道へのエスケープルートがあることからもここが釈迦岳であろう。いろんなブログでこの間違いは指摘してあるが、石が重いのと固定してあるので簡単には直せないのであろう。ただ、エスケープしようとして釈迦岳の次の鞍部と思っていると戸惑うかも) ≫10:32巻道への分岐の鞍部≫10:37摩利支岳≫多分剣ヶ峰は巻いて通らず10:45大日岳≫10:50八ツ峰終わり巻道分岐≫11:17入道岳11:33≫11:57巻道分岐≫12:06新開道分岐≫12:31千本檜小屋12:42≫14:00展望台≫14:10ロープウェイ頂上駅14:20≫14:30駐車場

ロープウェイへ向かう途中で八海山が良く見えた。黒点(カメラのスクリーンに着いたゴミ、翌日修理に出した)がある右が八ツ峰から先の入道岳で、黒点の左が八ツ峰最後の大日岳。山並みの左端は薬師岳(八ツ峰には入らない)

ロープウェイ始発便を降りてくずくずしていたら最後の出発になったが,荷は軽いし早歩きも自信がある。休まないで歩くつもりであったので、どんどん追い越した。それにしても山慣れした若い人がほとんどで、誰もが足が速い。遅くなると八ツ峰の渋滞に巻き込まれることが分かっているのだろう。

途中、薬師岳と八ツ峰が見えた。

薬師岳

薬師岳を過ぎると千本檜小屋と八ツ峰の最初、地蔵岳が見える。

千本檜小屋までコースタイムの半分で着き、しばし休憩。荷を下ろしヘルメットを被って、先ずは八ツ峰の最初の地蔵岳。後ろの山は小屋に着く前に通る薬師岳

地蔵岳から千本檜小屋と薬師岳。続々と到着する登山者。

次は不動岳。そこからたった今居た地蔵岳と薬師岳を見る。

不動岳から先。越後駒と中ノ岳が良く見え始める。

不動岳の下り。前後の人にモデルになってもらうため、距離を保ちながら歩く。

三番目の七曜岳はルートから少し外れるので大概の人は登らずに進む。鎖がないので登ったは良いが降りるのが少し怖い。後ろから来られたモデルも私が登ったから来たのだろう。七曜岳の標柱は無く、五大岳となっている。

七曜岳は少し長い尾根で鎖は無いが二つのピークの登れる。但し一旦下りまた登る。ここもルートから少し外れている。モデルが立つのが七曜岳の一つ目のピーク。

七曜岳の下り

白河岳への長いトラバース道。

登り切った所が四つ目の白河岳。白い服を着た人が立っているのが七曜岳。その後ろは不動岳。

白河岳から前方

白河岳の標柱は彫られた字が消えて不鮮明。

次、五番目の釈迦岳。ここにどうしてか白川岳の標柱が建っている。すべての人はこれで惑わされる。つまり修行の厳しさだ。人が立っているのは六つ目の摩利支岳。その後ろは入道岳。

振り返って白河岳の下り。モデルが増えてきた。

釈迦岳から見た摩利支岳。中央奥が入道岳、左は中ノ岳

釈迦岳を降りた鞍部に迂回路があるので、直前の山が釈迦岳であることは間違いない。どうして間違えたのだろうか、不思議。

釈迦岳を降りた所の鞍部に迂回路へ繋がる道がある。やはり釈迦岳に白河岳の標柱が建っていることになる。

釈迦岳の下り

六番目の摩利支岳の途中から見る釈迦岳と白河岳。モデルが頼んだようにちょうど良い塩梅に配置されている。

摩利支岳から見る剣ヶ峯。剣ヶ峯は巻くので通らないし、標柱も見なかった。

摩利支岳の下り

剣ヶ峯は巻いて通らず大日岳に着く。

大日岳の下り、最初の15mの鎖場

手前が二つ目の10m。後ろは15mの鎖場を下ろうとする人達。

八ツ峰から最高峰の入道岳(右)へ向かう。後ろは越後駒と中ノ岳

振り返って見る大日岳

入道岳の登りから振り返る。

入道岳山頂。越後駒と中ノ岳の間の稜線からわずかに飛び出す三角が荒沢岳。

入道岳の標柱と八ツ峰

左の中ノ岳山頂に小さく小屋が見える。一番奥に燧ヶ岳、その前が平ヶ岳。

手前の尾根は十字峡から中ノ岳へ登る尾根。奥の尾根は中ノ岳から兎岳、大水上山、丹後山と続く尾根。黒点の上辺りが丹後山。

手前阿寺山、後ろ巻機山

11:45 戻ろうとすると始発組の中堅チームとすれ違う。

大日岳の鎖場は更に渋滞し始めている。始発組の後ろと第二便の速い人が合流する所なのかも。

イワショウブの花が秋色になり始めていた。

巻道から大日岳を見上げる。

巻道をしばらく下ると千本檜小屋に戻る道と新開道とに分かれる。

巻道は前半と後半が厳しいが、中盤は水平で歩き易い。

道は細いが鎖が張ってある。

後半は足場が悪くなるが鎖がある。

無事巻道を通過して、これが今日の見納めの千本檜小屋と八ツ峰と中ノ岳と。

雲に隠れ始めた越後駒と

ロープウェイに時間があったので展望台に上る。

行く時おにぎりを買いそびれ、川口Pで買った残り物のパン二個が昼飯だったので、前回同様麓の街、城内という所のファミマとAコープが一緒になったスーパーで買い物。その駐車場から巻機山が良く見えた。手前はグーグルで調べると城内小学校。

アイスとコーラとノンアルとソーセージとイカの唐揚げを買う。アイスを食べ切るとアイスだけで良かったと思ったが、運転しながらほとんど飲み食いした。イカの唐揚げだけは完食できず、黒崎Pでかけうどんを注文し、イカ天うどんにして美味しくいただいた。中条で高速を下りてサンキで昨日施設の方からの電話で頼まれた父のズボンを購入。二本と言われたが安かったので四本買う。どれかは気に入るだろう。