九月はブドウ園と子守りで週末の忙しいYの希望で月山に行く(Yとは巫女で猪使いのYのことではない。昔で言えば「女工哀史」の女工であり、野麦峠の代わりに毎日桃川峠を越えて工場に向かうのである)。月山は何度も行ったが、湯殿山口から登ったことがないので、そこから登ってみたいと以前から言っていた。家を5時半に出て8時過ぎには着けるかと思ったが湯殿山の有料道路の開門が8時15分で、8時前には数台の車が既に待っていた。係員は間もなく着いたが、規律正しく時間ちょうどでの開門であった。湯殿山口を通るのは私は二度目で、まだ公民館に異動になる前に、公民館登山の下見に同行したことがあった。多分山ばかり登っていたので目をつけられたのであろう。Kさんに弥陀ヶ原の八合目駐車場に降ろしてもらって、月山を越え、湯殿山口に下りたのだが、出発時間が遅かったせいで下山が遅くなり、下で待っているKさんが大変心配した。この有料道路に閉門時間があったからだろう(現在は4時50分)。やきもきしても電波が入らず携帯が通じない。我々はそんなことは知らなかったが、遅くなったという気持ちはあるので、登りでブレーキとなっていた征平さんが得意の下りで飛ばしに飛ばして、ギリギリ間に合った次第である。その時の下りの印象は急いでいたせいもあり、ただ長くて急だった。登山口にようやく着いてもゆっくりする時間もなかったので有名な神社の記憶も無い。2004年のことだからもう17年も前のことだ。
8:55出発⇒10:11装束場⇒10:52金姥⇒11:56頂上13:00下山⇒13:46金姥⇒14:24装束場⇒15:34登山口