日向山 2020/11/8

  尾白渓谷の駐車場から日向山への登山口もあるが、時間が無いのでガイド本通りに林道を走って矢立石の登山口に向かう。まだまだ登山口は遠いだろうと思われる路肩に停めてある車が沢山あったが、下ってくる車もあったので構わず進むと、細かく蛇行する林道の片側はやがて車で埋まり、ギリギリの一台通れる片側をゆっくり慎重に走行した。しかし、とうとうにっちもさっちも行かなくなって他の車同様に路肩に停める算段を始めた時に、我々の車が通過するのを上で待っていた女性が誘導してくれて突破できた。これは以前甲斐駒に登った時に拝んだお陰であるだろう。
 日向山は甲斐駒の前衛峰のような山だろうか。1660m、杁差岳と変わらぬ高さだが、90分と簡単に登れて危ない場所もなく、絶景が見られるので人気の山らしい。なんとか車を停めてカラマツの紅葉が美しい良く整備された道を降りてくる沢山の人と挨拶を交わしながら行くと、突然、白ザレの頂上の奇景、前方には視界全体に広がる八ヶ岳、背後には甲斐駒とは白鳳三山のオベリスクが針のように空を刺す姿。人気の理由に納得がいく。もし村上に住んでいたら「千国」のラーメンを毎日でも食べにいくだろう。山梨住民は晴れたら日向山に登るのだろう。

カラマツ林

下りてくる登山者はひっきりなし

頂上付近の林

突然白砂の突端に飛び出す。

後ろは甲斐駒、奥に白鳳三山、オベリスクも見える。

八ヶ岳が一望に

ここは雁ヶ原というらしい。