常念は学生の時登った山で、当時の思い出を纏う山だ。その後、2010年に燕から蝶までのパノラマ銀座山行、そして2019年5月連休の常念から蝶への山行と、今回が4度目。親戚の不幸で予定より1週間遅れ、天気予報も今ひとつだったが、他の候補地も似たような予報だったので、行かない理由は無い。ただ、一ノ沢登山口への林道が昨年崩落したため一般車両は入れず、タクシーで崩落地近くまで行かないとならない。関川4時≫8:10安曇野しゃくなげの湯公園臨時駐車場8:40(9時に予約のタクシーが早く来てくれて)9:05崩落地前ゲート9:10出発≫9:48一ノ沢登山口10:00≫11:00王滝ベンチ11:10≫11:45沢の河原で昼食12:05≫13:23胸突八丁≫高巻道≫13:44最後の水場≫最後の登りで雨≫14:40常念乗越・常念小屋≫17:00夕食

タクシーの周回場所。このだいぶ前にゲートがあり、一般車は入れない。

5分ほど歩いた先に崩落個所

登山口。常念小屋を今朝降りてきた人たちがここで休んでいた。この後も沢山の人とすれ違い、中には20人、30人のツアーの方たちもいて、昨晩の常念小屋の混雑ぶりが推測できた。

時々樹林帯の急坂もあるが

胸突き八丁までは一ノ沢に沿った道

大滝

烏帽子沢の河原で昼食。2019年の5月連休に来た時はここでアイゼンを履いた。

道の脇に沢山さいていたソバナ

一ノ沢の上部、この先右に左に道を変えながら登っていく。

渡渉と橋の連続

道は小さな沢

これも沢山あったヒロハツリバナの実

胸突八丁手前の河原で休憩

今まで何回も見たことのないチョウジギクがあった。花の下の茎(花茎)が無駄に長く、無駄に白く、無駄に綿毛が付いているのが奇妙で面白い。

胸突八丁、ここから急坂を登り、高巻が始まる。

高巻の道

残雪期に下の沢を歩いた時はこの道が見上げる高さにあったのを覚えている。

高巻が終わって対岸に移り、そこから最後の登り

あと高度差で210m

最後の登りで雨となる。ザックカバーを掛け、傘で凌いで登り続ける。

常念乗越到着

小屋の前。槍穂は雲の中。

小屋に入ると受付する前に乾燥室に案内してくれて、すっかり着替えて受付を待つことができた。この後も小屋の対応接遇は上の上であった。

我々4人だけ個室で、遠慮なく寛ぐ。

談話室で乾杯!

5時に夕食

雨が上がって、夕食後に外に出たが、槍は見えない。うっすらと大喰、中岳、大キレット、北穂は見えている。

就寝