昨年の元旦以来のマラソンだから一年と十ヶ月ぶり。その期間、大会が無いことでモチベーションが保てず練習量は激減、この二ヶ月で取り戻せるものではないことは日々の練習で実感してきた。頑張って、せいぜい5分ペース、と思っていたが、そんな予想通りのタイム、1時間43分11秒。2008年に初めて笹川を走った時と同じくらい掛かっている。ただ、例年5月の東根は暑さのために40分以上掛かることがほとんどだったから、そんなに悪くはないのかもしれない。
後ろで待ったこともありスタート1キロこそ6分掛ったが、あとは4分50秒前後で走りきれた。クラス別60以上で65人中15位、全体男子451人中206番。苦しかったが、天気が良かったこともあり、楽しかった。小出から入広瀬に向かって走って、折り返すと越後三山が正面に見えた。8月に越後駒、9月に八海山、10月に中ノ岳、いずれも今年登った山なので励ましてくれるようにも見えた。完走して、走る喜び、達成感、動機などを改めて思い出し、感じもした。元旦は既に中止が決まっているが、三月の笹川では4分半を切るペースで走れるよう、これから練習していこうと思う。ハーフベストの33分に近づき、破る気持ちで取り組もう。
ちなみにYは2時間17分でゴールした。折り返してすれ違った時、意外と元気だったので完走はできるだろうと思っていたが、それでも2時間半以上は掛かると思っていたから、それらしい姿がゴールに近づいてくるのを見てもすぐには分からなかった。シャツの色も短パンの色も似ている。走り方までそっくりだ。もしや猪使いで巫女のYかと思ったが、ゴールして私に気付き手を振ったので間違いなくYだった。Yのハーフの記録は2009/5/16の柏崎の潮風マラソンでの2時間9分10秒が最高で、それからは良くて24分台、悪いと32分掛かっている。東根は2時間半が制限時間だから常にギリギリだった。今回の練習でも制限時間の3時間を想定して7分ペースの10㌔走が中心、最後の1キロだけ6分で走っていたから、どうしたって30分前後のフィニッシュになる勘定だった。「中ノ岳より楽だった」と本人は言っていた。