道を間違え、元に戻るのを面倒がって斜面を登るという愚行山行。登山口から右の階段を登る所で表示を見落とし、そのまま沢沿いの道を歩いていった。ここには渓流釣りの人が沢山入るのか、登山道より立派な道がついていた。しばらく変だと気付いて、地図を広げて見ると、登山道が真上の尾根を通っている。それで目の前の急斜面を登れば合流するだろうと考え、急斜面の藪漕ぎを始めた。登山口まで引き返して登り始めれば何の苦労もなく登山道を歩けるのにと今更登山道の有難さを思い悔いたが後の祭、急斜面をなんとか登り切った後はにっちもさっちも行かないような密藪で、登山道に出た時は本当に嬉しかった。そこで見たのがこの「独標」の標識。今でも独標を目にするとあの時の山行を思い出す。このときは結局岩岳までで時間切れ。