前月に朳差岳に登った四人に、池田さんの岳友鈴木さんも加わって以東岳に。三面からスーパー林道を通って大鳥、そして登山口の泡滝ダムへ。初日は三時間で大鳥の小屋。天気が悪かったのか写真はテントを写した一枚だけ。記録の意識がなかったのだろう。二日目もガスの中の登行。雨具は着なかったが、遠望は利かず、ただ紅葉は美しかった。下山時、熊の毛皮の形をした大鳥池が良く見えた。これは帰宅途次の話だが、佐藤館長は下山してから大鳥の朝日館?で舞茸の大きな塊を二千円位で買って、それを白いビニール袋に入れてもらって荷台に乗せた。地元に着いて鈴木さんだけが途中で降りる時に、自分の靴と間違って、その舞茸の入った袋を持って帰ろうとしたのを、車の中にいた佐藤館長は見逃さず「それは俺の舞茸だ!」と言いながら慌てて降りて取り返した。鈴木さんの靴の袋も白いビニールだったし、多分重さも大して違わなかったのだろうから鈴木さんの間違いは合点がいくが、真っ暗な中、それも車内からそれが自分の舞茸の入った袋だと断定した館長の集中力は大したものだとみんな感心してしまった。もしあのまま気付かなかったら鈴木さんは舞茸を食べただろうか。館長は舞茸が靴に化けたと驚いただろうか。
例によって一人だけテント泊。食事の時だけ大鳥小屋に入って談笑した。
後ろが以東岳。
一等三角点にこだわりのある貞治先生の笑顔!
珍しくオートシャッターで撮ったらしい。
熊の毛皮の形、大鳥池を背景に。下山後、大鳥の朝日館に寄り、鶴岡の暗い市街を通って関川に戻った。
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