門内岳 2021/7/29-30 初日

 前回門内に登ったのは2012年の8月上旬で、梶川尾根を往復した。2日目に一人二ツ峰まで行こうとしたが密藪に阻まれ、ニノ峰までも届かなかった。ただ、そこまでの廃道の脇には沢山の花が咲いていて、頓挫する慰めとなった。今回は丸森尾根を登った。いつも下りで使う道は、丸森峰を過ぎた辺りからお花畑となり、重い荷を軽くしてくれた。地神北峰に着いた時にはガスで眺望は利かなかったが、イイデリンドウが先を導くように道脇に咲く。ただ扇ノ地紙辺りから雷鳴が鳴り始め、身を低くして門内のテント場に急いだ。テントを張るか張らないうちに土砂降りになり、激しい雷鳴は二時間位も続いた。その雷鳴が遠ざかって雨も止んだ夕刻、ようやくテントを出て管理棟に行く。それから写真を撮りに門内の頂上まで行くと、驟雨に洗われた連峰が見え、あまりにきれいなのでテントで寛いでいるYを呼びに戻った。飯豊山荘前駐車場7:00≫7:30丸森峰登山口≫10:30夫婦清水≫12:27丸森峰≫13:46地神北峰≫14:30地神山≫15:05扇ノ地紙≫15:40門内テント場

丸森尾根登山口。登る前にツアーのガイドを務める小国町山岳会の吉田さんにお会いする。また、スズメバチ退治に丸森尾根を登って下りてきた同山岳会長の井上さん達ともお会いした。

急坂の登り

ブナ林になると蒸し暑く、滝のように汗が流れる。

丸森峰。下山の時はここで一服するのが常。

丸森峰から先から御花畑、その最初はアオノツガザクラの群生

やや興奮気味に写真を撮る

これはチングルマ

ガスの晴れ間に扇ノ地紙の名の所以、扇の骨組みのような残雪模様

霧の斜面に咲くニッコウキスゲ

左が扇ノ地紙

チングルマの坂道

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主稜線、地神北峰の分岐に着く。

稜線の登山道にはイイデリンドウ

コキンレイカ

皺まで美し、ハクサンフウロ

クルマユリ

ミヤマクルババナ

扇ノ地紙を過ぎると雷鳴が聞こえ始め

テントを張った途端大雨、地を揺らす落雷続き、ようやく収まったのは夕刻

ハクサンシャジン、

右から扇ノ地紙、胎内山、地神山、左奥に朳差岳

手前が一ノ峰、二ノ峰の二ツ峰、奥は右に二王子岳、左に焼峰

門内岳から中央に北股、その左、梅花皮岳、左奥に飯豊本山。右の奥、北股の肩に大日岳がわずかに覗いている。花はイブキトラノオ。

テントでベロっとしているYを呼びに行って

新発田市街の夕景

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