2日目 5時に朝食≫5:36不要な物は置いて剱岳登山開始≫8:30/2,800mの標識≫9:00獅子頭~カニのハサミ9:10n≫935剱岳頂上10:30≫下山開始≫13:30早月小屋14:30≫19:00馬場島登山口1915≫滑川IC≫有磯海SA(夕食)≫黒崎P≫24:00自宅

朝食を終え、サブザックを担いで劔を目指す。劔は後ろの早月尾根の奥の奥わずかにその先端だけ見せている。

最初は樹林帯の急坂

北に毛勝三山

振り返ると劔の影に小屋が見え、昨夕展望が素晴らしかった丸山にようやく陽が当たり始めたところ。

眼下に小屋と丸山

毛勝三山

岩場の始まり

左に大日三山

奥に剱山頂

小屋も小さくなり、左に馬場島から富山湾に流れる早月川が白く見えている。

中大日岳と大日岳(右)の鞍部に大日小屋が見える。その上、燕と重なるのが白山

手前は立山の室堂平、その後ろ国見岳、そして薬師岳

ミソガワソウ

右隅に白馬岳が見えている。

岩の裂け目で一休み、後ろは大日三山

ザレたやせ尾根

剱山頂(左)を見上げる

尾根の南側、東大谷側は切れ落ちていて、道がそちら側に付いている時は更に緊張する。

東大谷側の岩場。奥に大日三山

2,900m辺り、最後の難所獅子頭の鎖場

そしてカニのハサミ

岩の隙間から左奥に立山が良く見えた。その右、水晶、奥の三角が笠ヶ岳、中央の奥に黒部五郎岳、そして薬師。手前左は別山尾根の岩峰

左に別山尾根、そして剱御前、右に大日三山を見下ろして頂上間近

別山尾根と早月尾根を分ける分岐標

前回登った別山尾根が眼下に

分岐到着。立山から大日三山一望。左奥は水晶から薬師。槍は良く見えない。

平日でも結構人のいる山頂、腹を満たしながら空くのを待つ。

北東に後立山。左隅に白馬、白馬鑓、天狗尾根、不帰キレット、唐松、中央に五竜、右の雲の中に鹿島槍

左に爺ケ岳、右の尖峰は針ノ木。この間の縦走はまだ果たしていない。

剱岳初登頂。左に小さく黄色いのは黄アゲハ蝶。祝福に来てくれたようだ。

高橋さんは二度目。右に別山尾根の岩峰、前回テントで二泊した劔沢のテント場が正面に見えている。奥に立山、竜王、浄土山。更に奥に薬師、黒部五郎、笠ヶ岳。

前回はガスって見えなかった別山尾根(右中央)。登山道も良く分かる。

下山開始

ザレた岩場が多いので慎重に

早月小屋に到着。デポしたザックに入れておいた昼弁当を食べる。ここまでの下山中、近づく小屋も見えないほどガスり始めていた。

ガスって眺望も無かったので小屋から下は写真省略。頂上から登山口までの一気下りで太ももが痛く、こんな格好。まさに試練と憧れの洗礼。
北アルプスの三大急登はその名の通りの道程だった。和幸が希望しなかったら生涯行かなかったかもしれない早月尾根。行く前に色々調べたり読んだりしていると、山渓の岩稜特集で「別山尾根から登った人はまた行きたいとは言わないが、早月からの人はまた行きたいと言うことが多い」とあった。確かに人が少ないことは良いけれど、ザレ場が多いことと、行程の半分以上が展望の無い樹林帯だということを考えれば、僕は別山尾根が良い。2.200mの一気下りで3日経った今も太ももが痛く、階段も一歩一歩壁伝いに降りている。今までどんな登山でもマラソンでもこんなことは無かったのに、年齢のせいもあろうが「試練と憧れ」のおかげでもある。残った三大急登の一、ブナ立尾根に俄然興味が湧いてきた。