寒江山 初日2023/8/6-7

五竜の予定だったが全国的に天気は悪く、中止か、良くて日帰りかと毎日てんくらを見ていた。二日前位から唯一飯豊と朝日が二日間とも好転した。西の台風と東の前線の影響の受けない中間になるようだ。ただ初日は17時から雨の予報。二日目は雨の心配はないというのが前日の予報。飯豊は両日とも眺めは悪く、朝日はまずまずの時間もあったので、日暮沢から入って大朝日を回ることにした。日暮沢から登るのは2005年の秋に二度、18年前の事だし、二度とも天気が悪く、写真を頼りに思い出すだけだが、天気が悪いので写真も少ない。2005/9/13-15は一人、 2005/9/24-25  会6名で登った時は竜門小屋に泊まり、翌日大朝日から小朝日を回って戻ったが、今回もそのコースで周回する予定だった。しかし、降りてくる人の話で寒河山の花畑が言葉に言い尽くせない美しいと聞き、大朝日は周らないことにした。早く着けば今日中に寒河山をピストンしようとも思ったが、それどころではない雷雨に遭うことになる。5時関川発≫南陽高畠ICから高速で月山IC≫林道7㌔20分走って8:20日暮沢小屋駐車場≫8:34出発≫10:40ゴロビツの水場≫この後雨、雨雲レーダーで見ると通り雨かと思ったが、益々激しくなる。傘で対応、そしてザックカバーを掛けて登る。12;06清太岩山(昼食)12:36≫雷鳴続き強雨13:15ユーフン山≫13:52竜門分岐≫14:00竜門小屋

駐車場が広くなっていたのでよく見させていただく。

出発

最初の二時間はブナ林の急坂

ブナは美しいが、蒸し暑い

二時間でゴロビツの水場

バアソブの花を見つけた。

この看板のあと稜線に出たが、雨が強くなる。

ザックカバーをして傘をさして

エゾアジサイ

清太岩山、ユウフン山、竜門と見える稜線に出た。

三十二歳、秋山で吹雪に遭っての遭難らしい。私より二つか三つ上、私が上板橋で塾の講師をしていた頃の事だ。

清太岩山で昼食後、出発。この時は竜門の肩に小屋も見えていたが。

ヨツバヒヨドリ

ミヤマクルマバナ

ガスの中に辛うじて小屋が見えるも、この後激しい雷雨

光ったら走る!光ったら走る!を繰り返して進む。

我々が近づくのを管理人は見ていたらしく、這う這うの体で小屋に着くと、玄関の重い戸を開けて待っていてくれた。濡れた物は玄関の釘に掛け、濡れたザックを入れる袋まで貰って二階へ。管理人の顔に見覚えがあったので13年前に狐穴小屋の管理人をされてなかったかとお聞きしたら、20年間狐穴の管理人をして一昨年辞めたのだが、復職を切望され、今はここ竜門と狐穴と掛け持ちでやっているとのこと。13年前狐穴で、鯖缶の鯖をつゆに入れて食べるソーメンをご馳走になった礼を言った。写真は水場。

雨も上がり陽もさしてきたので外に出る。

マツムシソウの花弁は長さも形も不揃い。それでいて格別に美しい。理想郷の姿を小さな花の中に具現化している。

花が散った後も蕾も。

 

寒江山の花畑が素晴らしいと管理人さんも言うので、明日はそちらへ行くことに。長年見てきたがめったにない花畑だと言う。

管理人さんがビールのつまみにととび茸と茄子の炒め物をくれた。

大事にしている傘を乾し始めた。

小屋の二階の窓から、雨に打たれながら登ってきた尾根を見る。

同宿の方は他に二名。二人とも雨になる前に小屋に入れたそうだ。

明日行く寒江山。左から南寒江山、寒江山、北寒江山。

こちらは竜門。左の尾根は西朝日岳へ続く。

花はハクサンシャジン

狐穴の小屋でソーメンをご馳走になったのは2012年の九月、独り大井沢から障子ヶ岳に登り天狗小屋に泊まり、2日目は北寒江山から善六の池辺りまで歩いて、狐穴小屋で二泊目を過ごした。征平さんが西俣で死んでから間もない時だった。