征平さんと石転びに行く約束はしたが、前夜から大雨、中止にしましょうと言う電話をしようと思った頃は夜遅く、こんな雨ならと常識的に中止だろうと寝たところが、朝携帯がなって征平さんは公民館でスタンバイしていると言う。後で知ったのだが関川山の会の不文律は「どんな天候でも登山口までは行く」。慌てて行って半時間遅れで出発。止むことのない雨の中、登山口どころか、だいぶ上まで歩いた所で彼もようやく納得したようだった。
戻ってくると車を置いた飯豊山荘前の屋根の付いた休憩所に見たような顔。一人は小、中学校の同級生とその奥さん、もう一人は妹の同級生。同じ集落の三人でバーベキューをしていた。妹の同級生は高橋裕美子さんといい、征平さんのことは山の会が主催する登山の講習会に度々参加していて知っていた。そしてこの時、彼女は自分の会社の行事でやる鳥海山登山のガイドをしてほしいと征平さんに頼んだのであった。この偶然の出会いがきっかけとなり、高橋さんが入会、その同級生、秋元和幸もそれに続いたのである。
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