山行履歴(各年)

2022年(R4)山行

今年の遠征は5月上高地6月大天井または双六、7月(9月)北岳、8月空木、9月槍ヶ岳など。コロナと天気との状況次第だか、近場しか行けないなら7月に鳥海あるいは雄国沼のニッコウキスゲへ大勢で出掛けても良い。裏越後三山、焼山なども機会があれば。 ...
オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイ Tの猫とその一味 第18話「日記係の企み」

本当に用があるような人は来る様子がないので、私は結局朝と晩と尻尾を引っ張って、大体以上のような会話をした。犬が毛布で寝転んでいれば私は犬と犬小屋の中の鼻黒猫の間にしばししゃがみこんで話をした。  ある時鼻黒猫が言った。 「私を日記係にし...
今日の歌を今日歌う

2022年1月

元旦マラソンは今年も中止で静かな年末年始の予定だったが、大晦日の日に犬小屋の入っている車庫のシャッターが二枚とも開かなくなった。いつもはサラサラと開いて、途中からひとりでに上まで上がるくらい滑らかなのに、この日はなかなか開かないのを力づくで...
オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイ Tの猫とその一味 第17話「使わないのなら貸してください」

陰鬱なこの時期に冬囲いをしなくてはならない。どうしてもしなければならないことだから、切羽詰まらないうちにしたいと思っていても、天気が良い、休みの日でないとできないからどうしても遅くなりがちだ。初雪を見て慌てたり霙に打たれながらは例年のことだ...
2022 山行

初登りは五頭山 2022/1/10

冬の五頭、天気の良い週末は駐車場が一杯になるので5時に関川を出発。6時過ぎに駐車場に着くと既に五、六台の車。もう半時間もすればいっぱいになるだろう。昨年は7時過ぎに着いて停められず、1キロ戻って路駐した。  登り始めて1枚脱ぎ、陽が当たり...
オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイ Tの猫とその一味第16話「空のせいで陰鬱」

 行く先々で鼻黒猫と出会うのは妙だとふと思った私は、談合坂を登り切った所で車を降りた。そして杉の木の間からグラウンドを俯瞰すると、相変わらず余念ない様子で白線引きを押す鼻黒猫が見えた。鼻黒猫の後ろにはもう二人、順番を待つように歩いている。多...
2021 山行

吾妻耶山 2021/12/12-13

新潟の陰鬱な空を抜けて群馬へ行く。初日は水上の吾妻耶山。2015/10/31に会の4人で登っているが、この時Yは不参加だった。雨の新潟からトンネルに入って、そして出るとサングラスの要るような晴天はいつものこと。最初のインター水上で降りて、猿...
オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイ Tの猫とその一味 第十五話「ぐしゃぐしゃの白線の巻」

私の駄弁に相手は必要ないから、人に迷惑を掛けないのが長所だ。自分の体力を相手に自己完結すれば良い。ドームで走り始めてしばらくすると親に送られてきた小学生たちが野球を始める。だんだんとその数が増え、大人のコーチ達も混じり始めると整列し練習が始...
2021 山行

能化山 2021/12/05

  能化山(のっけさん)は会員だったHさんの故郷の山だ。Hさんから何回も誘いを受けたが、ついぞ行かなかった山である。今年も師走になって、ようやく登る機会が回ってきた。能化の幸いと言うべきか。「間島集落の菩提寺仲雲寺の山号も能化山で、僧の役職...
オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイ Tの猫とその一味 第十四話「不十分で十分の巻」

廃校となって久しい女川小学校にまだ二宮尊徳像はあるのか、私は敢えて見に行くことにした。健全な状態で今も存在するなら、預かっている首は戻す必要はないし、首が無いのなら、私が左官を真似て本来の姿にしなければならない。というのも、一日に何度も収蔵...