オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイ Tの猫とその一味第58話「姫子の峰が分岐点」

雪に埋もれた郵便夫を掘り出して助け、頼母木小屋に担いで運んでから、韋駄天走りで足ノ松尾根を下って一路寺泊の蟹を目指したY似で猪使いの巫女であったが、姫子の峰で休んでいた鼻黒猫に話しかけられて立ち止まった。 「私なんかは専門の郵便夫では...
2023山行

古道を歩く/諏訪峠2023/5/20

ヒルの対策を万全にして阿賀町諏訪峠へ向かう。 ...
2023山行

諏訪峠下見2023/5/15

池田会長に送迎してもらって20日の下見。午前中雨が残る予報であったが、登り口と下山口が違う峠の下見は送迎てくれる人がいてくれると便が良いので、会長の都合に合わせた。諏訪峠は歴史館行事で過去に二回行っていて、貞治館長の時に同行しているが、記憶...
走ること

白根ハーフ

4月15日の燕から一月、今年二本目のハーフ。出だしは慎重に入って6分ペース、3キロから5分ペースで最後まで走り通した。記録は1:45:49。4分半で走っていた頃と比べれば走力の衰えは否めないが、今はこのペースがギリギリと走ってみての実感。大...
オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイ Tの猫とその一味第57話「巫女の占い」

それぞれが時々振り返るのを私は後ろから見ていた。私自身も猪が落ちていった雪田を振り返り、這い上がって来はしないかと思ったのである。 本山の手前、駒形山に着くと、ひとりの郵便夫はもう一人の郵便夫が被っているピンクの帽子を取ってY似で猪使...
2023山行

権現堂山 2023/5/3

越後駒や日向山登山の帰りに寄る「薬師の湯」から良く見える権現堂山は、下権現堂山と上権現堂山を繋ぐスカイラインが印象的で、同じ「薬師の湯」からスタートする秋の魚沼ハーフマラソンでは、前半この山を仰ぎ見ながら走っている。6:00発≫9:00戸隠...
オッドアイ・Tの猫とその一味

オッドアイ・Tの猫とその一味第56話「その背からは察し得なかった」

猪の頭の毛が風と陽で乾き、我々の髪が汗でしとどに濡れた昼頃、御西小屋に到着した。登山が目的ならここに荷を置いて大日岳を往復するだろうが、我々は飯豊連峰最高峰を指さしただけだ。振り返ると、烏帽子、梅花皮、北股岳と今日歩いた山々が重なって連なり...
2023山行

日本国(春の健康登山)2023/4/22

今年最初の健康登山。昨年の晩秋、摩耶山の帰りに秋元と登ったら、20年前の記憶より良く整備されていて、この山を候補に挙げていた。当日の予報、雨の心配はなかったが、頂上の昼の気温が8℃、風が13mと寒さ対策を追伸した。歴史館7時10分発、坂町、...
2023山行

日本国(健康登山下見)2023/4/9

今年の春の健康登山の下見。綿野舞さんが集落の江浚いを終えてから出発。10:20安久宅発≫11:30小俣登山口11:45登山開始13:45頂上~14:45 避難小屋での休憩時に霰が降ってきて気温が下がる。蔵王堂コースを下山16:00小俣宿を通...
オッドアイ・Tの猫とその一味

オッド・アイ Tの猫とその一味 第55話「御手洗ノ池」

烏帽子岳は2017m、次の御西は2012m、二つの山頂に標高差は無いが、その間には地図では分からない大小のこぶが続いているのが見えている。そのこぶを登ったり下りたり、稜線といっても御西岳まで三時間は掛かるだろう。Y似で猪使いの巫女は左右の叢...